ガーミンの株式投資について
ナスダックに上場している会社
ティッカーシンボル:GRMN
創業はアメリカですが、本社はスイスにあり
厳密にはアメリカの会社ではないんですね。
当然、海外の会社なので
株主優待はありません
株主優待はありませんが配当はしっかりとあります。
年に3月、6月、9月、12月の4回
直近は9月末が支払日で0.67ドルの支払い予定です。
次回は権利確定日12月14日で支払日が12月31日(口座に入金されるのは1月になってから)
海外株式の配当は権利確定後から支払いまでが1カ月以内と早くて四半期に一度というのはとてもいいです。
ガーミンの株価

9月23日現在1株169.58ドル
3カ月前から一気に上昇しました。
6月期の決算で上方修正が入り、一株当たり利益が上昇したためかと
思われます。
PER29.84倍と割安ではないが成長を鑑みると妥当な水準だと思います。
今に至るその成長過程を記したいと思います。
ガーミンのセクター別売上比率の変化

2015年と2020年のガーミンのセクター別の売上の比率を比較した
この5年間で大きな変化
Outdoor部門とFitness部門、Marine部門が大きく比率を伸ばし
Aviation部門は微増、Auto部門が3分の1まで低下している。

年別の推移を見ても徐々に変化しているのが分かる。
部門別の利益率
利益率 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 |
ALL | 21% | 21% | 23% | 25% | 25% |
Outdoor | 34% | 36% | 36% | 36% | 39% |
Fitness | 20% | 19% | 21% | 18% | 24% |
Marine | 16% | 13% | 14% | 22% | 27% |
Aviation | 28% | 31% | 34% | 34% | 22% |
Auto | 12% | 9% | 6% | 10% | -3% |
利益率の高い Outdoor部門とFitness部門、Marine部門 が伸びて
利益率がもともと低いAuto部門が減ったことで
当然業績全体の利益は増えることになる。


実際の業績数字でも売上高、営業利益ともに右肩上がり
売上が増えて、高利益率の割合が増えれば、利益も増えていくことになります。
さらに、今期は5~10%の成長を見込みを15%の成長に上方修正
まだ右肩上がりの状態で成長は止まりそうにない。
ガーミン財務もいい
自己資本比率が78.45%
日本企業並みでアメリカ企業ではほとんど目にしない数字
ケチ臭いわけではなく
2019年にはスポーツ自転車関連機器メーカーTACXをM&Aするなどの動きをしたこともある。
配当についても安定的

2016年は少し危なさそうな配当性向も高利益率体勢になったことで
50%ほどに落ち着き、なおかつ増配を繰り返している。
業績を書き出してみることの大切さを実感
過去の業績を部門別にExcelに入力してグラフにしてみると
全体の業績が伸びていること以外に
企業の変化、はじめて気づくことが出来た
TOEICの実績300点でもIRの資料を読んでみて集計することが出来たので
英語を恐れずチャレンジしてみるといいですね。
アメリカ株をやろう
予想に反して暴落を喰らうこともあります。
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