マニアックな防衛企業エルビットシステムズ(ESLT)

会社分析

イスラエルの防衛関連企業

エルビットシステムズ

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ティッカーシンボル ESLT

イスラエルの会社ですが、NASDAQに上場しています。

ミリタリー好きぐらいしか知らない会社だと思います。

業績

直近の業績をピックアップ

(百万USドル)

売上は増収

利益は横ばい

1株当たりの利益(EPS)も横ばい

業績はパッとしない感じです。

売上割合を一番占めるのが3分の1にのぼる

アメリカ

他には当然自国イスラエル

メキシコ、ブラジル、カナダ、インド、アゼルバイジャン、フランス、イギリス、ドイツなどにも販売網を持っています。

ロシア、中国への販売は確認できていない。

防衛費用がかさみそうな不穏なヨーロッパで

防衛力強化に一役買ってくれそうな会社

ドローン兵器で知った

この会社を知ったのは

2020年に起きたアゼルバイジャンとアルメニアのナゴルノカラバフ戦争で

アゼルバイジャン軍がドローン兵器を活用して戦況を有利進めたことを知り

アゼルバイジャン軍が使ったドローン兵器はトルコ製の「バイラクタルTB-2」

そしてイスラエル製の「へルメス900」「ハーピー」だった

「へルメス900」を作っているエルビットシステムが上場している会社だった

Wikipediaにはアンチドローンの実績の情報もあった。

2019年9月11日、敵対的ドーロンに対する対抗手段である、アンチドローン技術「ReDrone」を発表。数キロ圏内のドローン全ての周波数帯を検出識別し、無力化させるものである。2015年7月、ローマ教皇ラテンアメリカを訪れた際、警備で使用されており、数十機の撃退に成功している

Wikipedia エルビットシステム

この時、これからはドローンも兵器として重要になるだろうと思っていた。

実際、ロシアのウクライナ侵攻ではウクライナ軍はトルコ製のドローン「バイラクタルTB-2」を

フル活用してロシア軍を攻撃している。

天敵のはずの対空ミサイルS-400を血祭りにあげる戦果も挙げている。

戦果があがるからトルコからの支援で「バイラクタルTB-2」が納入されたらしいです。

ハイテクから兵器の近代改修まで幅広く

ドローン以外には

360°見える全周囲ヘルメット

C4Iと言われる情報システム

砲弾やミサイル

国境警備関連柵とか

(パレスチナを隔離する柵はココのもの、トランプがメキシコ国境に柵作る場合個々のものを使ったかも)

防衛予算が少ないフィリピンには自社設計した装甲車を販売

アゼルバイジャン軍のT-72戦車の近代化改修なんてこともやっている。

ロシアの脅威にさらされている国々は、兵器の数は揃っているが旧式化していることも多く

近代化改修をすることで頭数を揃えることが出来れば都合がいいのではと思った。

株価は割安感がなかったのが高騰してきた

株探より

2022年に入っても下落は限定的だった

しかしウクライナへロシアが進行すると

ほかの防衛関連企業と同じように一気に株価が上昇した

日本では無名だが世界的にはそうでもはない模様

来期の予想EPSは7.2という情報を拾ってきて計算すると

昨年11月の144.72でもPERは20倍を超えている

この段階で買い増しを断念するほどPERは低くない会社でした

それが今やPER28倍

ロッキードマーチンだ

レイセオンテクノロジーだ

という定番防衛企業より少しマニアックな方がいいという

変わった方には検討の余地があるかもしれませんね

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