3836アバント20年度本決算

会社分析

どんな会社?

国内シェアNo.1連結会計関連ソフトを手掛ける株式会社ディーバ、ビジネスインテリジェンス関連の株式会社ジール、ディーバから昇格分離した連結決算関連業務のアウトソーシングをする株式会社フェエルテなどの企業グループの持株会社

主力はディーバの連結会計だが、最近はジールのビジネスインテリジェンスもディーバに並ぶ事業に成長してきた。

企業には必要不可欠な連結会計業務と最近流行り攻めのITビジネスインテリジェンスツールと時流に乗れそうな商品を取り扱っている。

決算内容

6月決算企業なので今回の決算発表が本決算です。

売上高 15691 / 目標売上高 15480 (百万円)

営業利益 2277 /目標営業利益 2165 (百万円)

経常利益 2280 /目標経常利益 2165 (百万円)

一株純利益 40.7 /目標一株純利益 36 (円) 

配当 9円 前年7.5円から1.5円増配

営業利益率は15.1%と平年の決算では高めでしっかりと計画通りの数字を達成してきました。

しかし、2016年、2017年、2019年は上方修正をしてくる控えめな予想をする会社なので少し残念だった。コロナウイルスの影響は軽微とのことだが、影響があったのだろうか

決算短信より

それにしても従業員が激増している。前四半期より92人も増えている。新卒社員が入社したのはわかるが過去最大の増員だった。ベンダーは人材の質を担保できれば、あとは頭数なので今後も成長も期待できる。四季報によると平均年収は664万円と悪くない。

決算説明資料より

連結会計関連売り上げは一桁増だが営業利益が二桁増

逆にビジネスインテリジェンスは売上は二桁増だが営業利益は一桁増

アウトソーシングは売上、営業利益ともに二桁増と最近急成長中で3本目の柱になりそう

アウトソーシングと言っても人間そのまま作業するのではなく業務の引き取りと成果物で支援するオフサイト型のアウトソーシングサービスなので利益率もよい

決算短信より

損益計算書の水道光熱費が半分ぐらいになって研究開発費が2倍に増えている。水道光熱費は在宅ワークを推進した影響で減ったんだろうか、研究開発費が何に使ったか気になるからIRに聞いてみよう

決算内容で不満なところが、来年の計画が売上16110(百万円)、営業利益2330(百万円)とたったの2%アップしか見込んでいない所、しかも、コロナの影響が2020年内に収まると予想した場合の予想なので収まらなかったら減収減益か!と言いたくなる予想だったこと

たしかに連結会計は景気には左右されないかもしれないがビジネスインテリジェンス部門は、投資を控える企業も出てくると厳しいみたい・・・でも資料にはダメージの大きいダメな業種以外はむしろ積極的と書いてあるので、経済状況で大きく左右する様子。しかし!こういう時に攻めの投資が出来ない企業に未来はないから投資するんだ!と株主的には思ってしまいます。

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