前回は決算短信を読んでまとめてみたが、いくつか気になったことがあったのでIRへ問い合わせてみたら、即日返事をもらうことが出来た。
前回の記事
今後の見通し予想

X-pointとAgileWorksを合わせるとパッケージの売り上げになります。
決算短信の文章に、クラウドは新規受注が増えて、無料トライアルも実施中とあり、売上高はクラウドが3割伸びて、その分Xpointは1割減っており、貸借対照表の前受金が前期比で横ばいだったので、おそらくはクラウドにシフトし始めているよう。どこぞの国会議員が理解しているかしらんが「時代はクラウドなんですよ!」ってどやっていたから猫も杓子もクラウドってことで、クラウドを選ぶ顧客が多い模様
売上原価が前期比7%ほど増えていたのは、セキュリティ強化での投資とクラウドの通信費が増えた。クラウドの通信費が増えたということは利用量が増えていると考えられるのでクラウドは増えていることを再認識できた。また、セキュリティに気を使っていることも交換を持てた。直近ではガーミンみたいな事件もありましたので
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dc654ba589bf19e308aed3376563d636fb17e5e
ガーミンでサービス障害、ランサムウェア攻撃か yahoo news
売上原価とは逆に、販売管理費は前期比5%ほど減っていた。掲示板やTwitterには今期の利益は人件費を減らしてコスト削減をしたからという書き込みを見かけたが、人件費は売上原価に含まれるので的外れのようである。セミナーや展示会、広告費が減少しただけというのは予想がついたが、WEB関連のマーケティング費用はむしろ増やしているとのことで、今の時点では効率的なマーケティングが出来ていると考えられる。
まとめ
売上に占めるクラウドの割合は3分の1程度だが、クラウドの成長はとても期待が持てるので軌道に乗ってきたらもともと高い利益率がさらに高くなり、毎年2割ずつ増配を継続していて近年は配当性向を50%から30%に減らしても増配というのはすばらしい。
しかし決算発表明けの7月27日は値下がり率ランキングトップを飾った。会社の成長と株価にギャップができやすい銘柄なのは要注意で、逆にギャップを味方につければ自然と利益を得ることが出来るのではないかと思います。
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