NISAのハイリターン
当たり前ですやん
NISAの最大のメリットであり、アピールポイントだよ
なので具体的に見ていきます
株式の配当金も対象で、配当金も税金がかからず満額で入金される。

\1,200なら税金\244で大したことないけど
\12,000だと受取で1万円を切ってしまう
\120,000の配当が非課税だと万単位の税金分の差がある
もっともNISAの配当金で受け取る場合1年120万円だと配当利回り10%なので1年では基本的に無理か
…..いや今年の日本郵船(9101)や商船三井(9104)ならイけるわ、むしろオーバーパフォームだよ
キャピタルゲイン(売買差益)を狙う場合はもっとすごい
これでも税金20.315%かからない。10倍株をNISAで買っていればリターンは10倍の利益を全部受け取れるので、通常の取引より利益は2割増しとなる。
やっぱりここでも日本郵船さんに登場してもらってあり得そうな例を作ってみた。

NISAで売買していれば通常\1,434,330の利益に上乗せして
\365,670余分に資金が増えることになり、
この余剰分を運用して2倍になる株を売買すると
NISA枠は使い切っているから20.315%税金はかかるけど
\291,384の利益が生まれて、さらに運用してry
複利運用ですごい増えます。
さらに、これを5年間継続したら複利効果ですごいことになりそう
しかし、これぞ捕らぬ狸の皮算用
凡庸な投資家にこれは厳しい
たぶん凄腕投資家でもNISA枠で狙ってやれる人はなかなかいないはず。
ハイリターンを狙える半面
通常の口座取引よりもリスクを背負っている
NISA のハイリスク
損益通算は簡単に言うと
損した場合に利益から差し引いてその分だけ税金を減らすことが出来て、
さらにを確定申告すれば3年間損失を控除、儲かっても取り戻せる仕組み
しかし、NISAはこれが出来ない
損益通算できる場合は少しぐらい損切が遅れても利益があればいいのだが
NISAは損失を出した時点で損失が確定する。
さらに120万円の枠から購入金額分減ってしまうから何度もチャレンジが出来ない
10分の1になった時は損益通算ができずに、損を全部受け入れないといけないので
通常の取引よりも損失の額が同じでも増えてしまう
何倍にもなる株は簡単には掴めないので、ボラティリティの少ない高配当株を買うことになるけどその高配当株が低迷して、含み損が増えてしまった形だ
5年間の期限、長期投資家にとって5年は短いのではないだろうか?
ロールオーバーが出来てもロールオーバーで枠を使ってしまう。
下がるリスクを抑えるためにバリュー株を買ったはいいけど、
バリュートラップにはまっていたらロールオーバーの年が来てしまったなんてこともあり得そう。
NISAでアメリカ株の高配当株を狙う場合の注意点
アメリカ株でもNISAは使用可能です。
配当が10%減ります。
アメリカ株の配当の税金
通常の配当では、まずはアメリカで10%の税金が差し引かれて残り90%に対して
日本の20.315%課税がされます。
手元に入る配当金は配当額に対して7割だと思ってください。
ただ、確定申告でアメリカで差し引かれた10%丸々は控除出来なくても、ほとんどは控除で戻ってきます。
しかしNISAだと確定申告の対象外なので10%を取り戻す方法がない
アメリカ株の配当金税率は以下の通り
NISA口座 10%
特定(一般)口座 20.315%
利益は大きく、損失も大きく
球数に制限があり、大きく購入すると残りの枠が減っていき
損切がかなりシビアで躊躇すると塩漬けになってしまう可能性があり
運用額が少ない人にとっては120万円は大金だし、
運用額が大きい人でも使いどころが難しい
NISAは上級者向けでゴリゴリのトレーダー向けの口座だと思う。
自分とはとても相性が悪い
だから今年からは大人しくつみたてNISAに切り替えました。
NISA取引で参考になるのはトレーダーの本かと思います。
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